父のことで悩んでいます。

はじめまして。私は美大進学志望の高校3年生です。父親のことでご質問といいますか、なにか解決策を教えていただきたいと思っています。 父親は義理で小4の頃に母が再婚した相手です。当時は良い人だと思ったのですが外ヅラが良いだけなのだと段々気付きました。高校2年生の頃、美大進学にあたって予備校に行きたいと相談した際父は快く承諾してくれました。頑張りなさいという言葉も嬉しかったです。しかし、私がバイトを始めると怒り狂って自分は学生の頃学業を優先してバイトなどしなかった、バイトをするなら予備校代は払え、を口切りにお前は頑張ってない、などと罵倒されました。私は兄弟が多く、お金のかかる美大受験に向け画材等を買うお金を稼ごうという意図で始めたので本当にショックでした。訳を話しても取り合ってくれません。 それが1番辛い出来事でしたが、思えば小学生の頃嫌々頬にキスさせられたり、未だに頭を撫でようとしてきたり、会うと自己体験を元にした説教じみた話をしてきたりとかなり辛いです。父は言うことが滅茶苦茶で、学力は関係ないと言ったり真意はわかりませんが1番になれと言ったり、正直もう本当によくわかりません。私のことを所有物だと思っているのでしょうか、自分の出来なかったこと、なれなかったものにさせようと無意識でしていると思います。それが苦痛です。結局予備校の費用は倒れるほどバイトをしてやっと週3予備校では死に物狂いで描いているので無駄にはしていないと思うのですが、週6で通っている子たちを見ると不安になります。お金がないので国立の美大しか志望していません、倍率等を考えると無性にしんどくなります。(そもそも父は私が大学に入る前に自営業を始め収入が激減してこういう状態に陥っています) 美大に行かなくともデザインやファイン系で活躍している方はいらっしゃいますが、私個人の考えでは芸術を専門的に学びたい気持ちが強く、どうしても美大に進学したいです。ただ父の横暴さ、全く頑張っていない等の言葉に気持ちが負けそうです。お金の面も辛いです。今、どうすることが1番良いのでしょうか。

 

まず、冷静な情報が少なく、アドバイスが難しいです。DV被害を受けているなら、気の毒だとは思いますが、カワウソ個人で責任を持った対応はできません。まずはお母さんや親類縁者、学校や行政機関に相談してください。
ここから、あなたが虐待を受けているのではなく、単純にお父さんと上手くいかないことで悩んでいると仮定して返答します。
あなたは今、お父さんを鬼か悪魔かみたいに思っているかもしれませんが、よく分からないなら尚更、本人と冷静に話し合い、考えを知った方がいいです。もしかしてお父さんは、お金がかかるとしても画材のことまで頼って欲しかったのかもしれません。人生にわざわざ「敵」を作ることはありません。倒すべき「敵」がいると楽チンだからです。楽するのはあんまりおすすめしません。
また、蛇足ですが、ビルゲイツが学生向けの講演で引用したとされる、Charles J. Sykesの「学校では勉強できない11のルール」を読んだことはありますか?かなり話題になったので、知っているかな。
この中でカワウソが一番いいなと思うのは、やっぱり「Life is not fair – get used to it.(人生は公平ではない。それに慣れよ)」です。「慣れる」と訳すと「何も感じなくなる」「諦める」のニュアンスを感じますが、「get used to」は「使いこなす」の方がしっくり来るので、個人的には「人生は公平ではないことを知り、そのことを使いこなせ」と読み解いています。
倒れるほど頑張っているのは偉いですが、死に物狂いでやっと週3回予備校に通うあなたより、週6回予備校に通う人のデッサンの方が上手いかもしれない。あなたが大事に使うホルベインの絵の具をガンガン絞り出す子の着彩は美しいかもしれない。その差は世の中にハッキリとあり、努力しても簡単に埋められないこともあります。
美大に入るのはゴールではなく、スタートですよね。芸術を専門的に学びたいという意志が固いなら、先のことまで考えて、入試で全力を使い果たさないようにしましょう。
入学後は大学生活を送り、さらにその先「アート業界」という小さく特殊な世界で生きていくなら、この先ずーーっと、生まれつき余裕があって、英才教育を受けていて、死に物狂いにならなくていい人たちに囲まれて戦う日々が待っています。
何の業界にせよ社会に出るとひとりで土俵に立たされ、背景の事情は何も加味してもらえないのが常です。
公平でない人生を使いこなす技のひとつに、世の中の「当たり前」の潮流を無視するというものがあります。歌手のアンジェラ・アキさんが36歳でバークリー音楽大学へ留学したニュースを読んだ時、すごく感心してワクワクしました。ナタリー元編集長の唐木元さんもバークリー音楽大学へ入学しましたが、当時40歳くらいじゃないかな。編集者でコラムニストの岡田育さんも、絶賛日本で活躍中だったのに、去年からニューヨークの美術学校に通っていらっしゃいます。中学、高校、大学、就職と順番通りにみんなと同じイベントをこなす人達も偉いですが、その大きな川の流れを遮ったり遡ったり、自由奔放で力強い人を見ると、人生ってそういうことだよなぁと思います。
100年経っても芸術は逃げも隠れもしません。世の中はあなたに公平に挑んで来ないし、あなたも世の中に公平に挑む必要はないのです。
「学校は勝者・敗者を決めなくなったかもしれないが、人生は違う。」
これも11のルールのひとつです。
カワウソが知っている中でも確実な「人生に負けない方法」があって、それは「土俵から降りない」ことです。様々な業界の第一人者と話していると、どの人も自分が特に優れていたわけではなく、ずっと続けていたらいつの間にか先頭になったのだと言います。負けなければ勝ちというシンプルなことがどれほど難しいか、その具体例は、これからいくらでも目に入ってくると思います。
第一関門で燃え尽きないように、心に余裕を持てるやり方を探してみてください。
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